浜松 過去に起こった自然災害 竜巻編
昭和37年に起こった大竜巻
これから時々、過去に浜松で起こった事件や災害なども取り上げてみたいと
思います。
今回は、竜巻です。以下、浜松史などから抜粋しました。
1962年(昭和37年)8月26日
台風14号の影響で、この日の朝、巨大竜巻が市内で発生した。
竜巻は、現在の江之島町で発生し、浅田、鴨江、蜆塚を通り、和地町へと
抜けるコースを通った。
鉄筋コンクリート製の電柱がねじ切れたり、屋根が吹き飛ばされたりと
大きな被害が出た。
幸いにして死者は出なかったが、被害状況は
重傷者・・・4名
軽傷者・・・15名
家屋全壊・・・27戸
家屋半壊・・・143戸
床下浸水・・・1606戸
非住宅全壊・・・44戸
非住宅半壊・・・26戸
というような被害が出ている。
「浜松市史」参考
昭和37年頃と言えば、あの有名な伊勢湾台風かと思いましたが、この
大竜巻を起こしたのは、ただの台風14号というだけでした。
この台風はマリアナ諸島で発生し、小笠原諸島の父島西方を過ぎる頃から
進路を北に変え中部地方へ向かって北上。
8月26日早朝4時頃、三重県北牟婁郡付近へ上陸。
その後日本海へ抜けたという台風でした。風台風でしたが、どちらかと
言えば小型の部類に入るそうです。
こんな台風でも、大竜巻って起こるんですね?
日本の3大台風って?
ついでに日本3大台風というものも調べてみました。
古い順から
1.室戸台風(1934年 昭和9年)
高知県室戸岬付近へ上陸 死者2702名
2.枕崎台風(1945年 昭和20年)
鹿児島県枕崎付近へ上陸 死者2473名
3.伊勢湾台風(1959年 昭和34年)
和歌山県潮岬付近へ上陸 死者4697名
凄い死者の数ですね?
集中豪雨や台風などの降水量が、温暖化の影響で年々増えているように思います。
注意していきましょう!