テレワークを意識した新築マンションとは?
新築分譲マンションでのテレワーク活用の例を紹介します。
共用部分をテレワークスペースに活用
9月2日のスーモジャーナルの記事からご紹介します。
新型コロナの影響からテレワークが急速に普及しています。そしてこの現象は、おそらく
アフターコロナにおいても、テレワークが定着することが予想されます。
コロナ禍の新しい生活様式に対応したプランについては、注文住宅が先行して
いました。
テレワークに対応した間取り、ウイルスを室内に持ち込まない動線・設備などを
各ハウスメーカーが積極的に発信しています。
しかし、ここに来て新築のマンションでもテレワークを意識したものが続々と登場して
きました。
日鉄興和不動産では、共用部に入居者専用シェアオフィスルームを設けた新築分譲
マンション「リビオ成増ブライトエア・フォレストエア」を販売します。
シェアオフィスルームの特徴は、Wi-Fiやオフィスと同等の照明の明度設定、座席の
バリエーション(モニター付きの座席あり)、複合型ネットワークプリンタなどを
完備していること。
最も注目したのは「TELECUBE by OKAMURA(テレキューブ by オカムラ)」を
採用したことで、分譲マンションでは初の事例だといいます。
テレキューブは、音の反響を減らした防音ブースで、ブース内にはテーブル、イス、
電源コンセントなどを備え、換気ファンも設置されていて電話やWEB会議、特に集中
したい作業などに効果を発揮する空間です。
(一人カラオケBOX?みたいな感じです。)
三井不動産レジデンシャルほかが分譲する「パークタワー勝どきミッド/サウス」でも
共用部にWi-Fi、コピー機、電話ブース、自動販売機等を設置したリモートワーク
スペースを設けています。
大規模マンションならではの約300平米の広さを確保し、LAN ケーブルや電源、
大型モニターを完備した個室ブースのほか、会議室が6部屋も設置されています。
賃貸マンションでも1階に、専用のインターネットを完備したコワーキングスペース
(約60平米)を設置し、オフィス家具等を配置。
個室タイプの集中ブースも用意するほか、会議室を設けています。
なお、居住者は無料で利用できますが、居住者以外も有料で利用可能としており、
地域に開かれたコワーキングスペースになっています。
(三菱地所レジデンスの賃貸マンション「The Parkhabio SOHO 大手町」)
このように、マンションでは共用スペースを活用してテレワークに活用する例が
多いようです。
今後は、テレワークが利用できるということが差別化や集客に有利になると
考えているようですね?