夏のエアコン 快適設定温度は?
冷房の最適設定温度は?
28℃では暑い?
電気代節約?それとも換気が大事?
梅雨も明けて本格的な夏がやって来ました。
みなさんは、エアコンの設定温度を何度にしていますか?
環境省が2005年から推進しているCOOL BIZ(クールビズ)では「室温28℃」が
提唱され、特に東日本大震災以降、節電意識の高まりとともに全国に浸透しています。
しかし、28℃では「暑い」と感じる人も多いのではないでしょうか?
人の快適性を決定づけるのは、「温度」「湿度」だけではなく「輻射(ふくしゃ)」
といって窓や壁の温度、「気流」「活動量(代謝量)」「着衣量」を加えた、
全部で6つの要素の組み合わせによって決まるそうです。
中でも、大事なのは湿度をコントロールすることが重要だといいます。
では、夏場のエアコンの設定はいったい何℃が正解なのでしょうか?
正解は湿度を55%に保てば、温度28℃でも十分快適に過ごすことができるそうですよ。
環境省によると、夏の冷房時の温度設定を1℃高くすると約13%の消費電力の削減に
なり、冬の暖房時の温度設定を1℃低くすると約10%の消費電力の削減になると
されています。
また、コロナ禍のなか今年の夏は特に「換気」も必要になって来ます。
ほとんどのエアコンは部屋の空気を吸い込み、冷やしたり暖かくしたりして部屋に
戻しているだけで、換気はしていませんので、窓を開けるなどで換気を別途行う必要が
あるのです。
電気代を節約しながら、換気を行う有効な方法は、まず、外出から戻った際に、
部屋の中が外よりも暑いと感じたときは、エアコンのリモコンを手に取る前に、
窓を開けて換気をすること。
「エアコンはスイッチを入れたときに、最も電力を消費します。
また、室温とエアコンの設定温度の差が大きければ大きいほど、エアコンの負荷が
高まって電気代に跳ね返ります。ですので、5分、10分程度の換気であれば、
多くの場合エアコンのスイッチは入れたままにしたほうが節電になると思います」
とダイキン工業さんの方も仰っています。
さらに、「エアコンの風向きを水平にしたり、扇風機やサーキュレーターを併用したり
して風を遠くに飛ばし、天井側にたまった熱を床側に循環させ、部屋の温度むらを
解消すると効果的です。より涼しくなりたいときは、エアコンの風量を少し強めに
したり扇風機などを使ったりして、直接体に風を浴びて体感温度を下げるやり方も
あります。エアコンの温度設定を1度下げるよりも、風量を弱風から強風に切り替える
ほうが、消費電力は少なくて済みます」(東洋経済ダイキン工業の記事より抜粋)
あと、最後に、フィルター掃除をしないと、消費電力が25%も高くなるらしいですから
こちらもお忘れなく!