コロナで収益物件選びの基準が変わるのか?
不動産投資家へのアンケート調査結果
浜松市の不動産投資市場は?
不動産投資家300人へのアンケート調査結果
今回は、楽待新聞編集部が実施した不動産投資家300人へのアンケート調査結果の
記事から一部抜粋してみました。
「新型コロナウイルスの影響で物件探しの基準は変わったか?」という問いかけに
すでに変わった・・・18%
現在は変わっていないが、今後は変わるかもしれない・・・41%
変わっていない、今後も変わらない・・・41%
では、どのように変わるか?(変わったのか?)
・不動産価格の下落が想定されるので、これまでよりも厳しい基準で見るようにしたい
・テナント物件は見送るようになった
・コロナの影響が少ない地方エリアも視野に入れるようになった
・築年数に対する利回りの足切りのハードルを上げた
このあたりの意見が一般的ですが、なかには
・今後物件価格が下落すれば都心など高値エリアの物件にアプローチしやすくなる
・売り急ぎ物件が増加すればテナント物件もおもしろいと思う
・コロナの影響により入居者の収入が減ることが予想され、家賃の安い物件へ
住み替える人が増えるので、そのような人をターゲットに考えたい
・テレワークに対応可能な間取りの物件を選ぶ
というような感じで、割と大都市の投資家さんの意見が多いようです。
では、浜松の不動産市場はどうでしょうか?
私の個人的な意見ですが、一番影響を受けている街中のテナントビルについては、
動きが出てくると思われます。
ただすぐに投げ売りするというようなことはなく、売り物件が出ても
数か月先ではないかと思います。
それは、このようなテナントビルを所有している人は、もともと資産家の方や法人が
多いですので、すぐに手放すという確率は低いと考えるからです。
ただ今後も大規模な宴会は減少していくでしょうから、箱の大きな店舗は
業態の変化が求められると思います。
例えば、飲食からテレワークのサテライトオフィスに変更するなどです。
住居系のアパート・マンションの一棟売りは、今のところ影響はそれほどないと
思いますが、コロナの影響が長引いたり、働き方の変化などにより入居者の収入減が
予想されますので、じわじわと影響が広がってくるのではと見ています。
賃貸よりも住宅ローンを支払えなくなる方が増え、築浅の中古住宅の売りが
秋頃から年末にかけて多くなるのではと思います。