W杯ラグビー なぜイギリスから4チーム出場?
ラグビー協会の成り立ちと歴史から、なぜイギリスから4チーム出場できるのかに迫る
ワールドラグビーの歴史
ラグビー日本代表、初のベスト8入りおめでとうございます!
今週末は、いよいよ準々決勝の南アフリカ戦ですね?
毎試合、観戦するたびに泣けてしまうオジサンとなってしまいました(笑)
浜松のファンゾーン開催の日程には、もともと準々決勝の開催予定が、
入っていませんが、こうなったらやってくれることを期待しますよ!
今回のW杯ロシア戦が、生まれて初めてのラグビー観戦だった私にとっては、
ラグビーについて知らないことばかり。
そのうちの一つに「なぜイギリスだけ4チームで出場できるの?」という疑問が
あります。
まわりの友人の何人かに聞いてみましたが、みんな私と同じく俄かラグビーファン
ばかりですので「はぁ?」とか「さあ~」と言うばかりで誰一人答えられません。(笑)
そこで、自分で調べることにしました~!
ネットを見ると、私と同じ疑問を持つ人が、結構いるようで、疑問に答えてくれる
サイトがいくつかありました。
それらの情報をなるべく簡単にまとめますと、
1.ラグビー発祥国である。
イギリスという国はひとつではない
グレートブリテン及び北アイルランド連合王国ということで
イングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドの4国で成り立っている。
2.国際的なラグビー協会よりも発足が早い。
1871年にラグビー・フットボール・ユニオンを結成(イングランド)
この時点でラグビーの国際的な組織は存在していません。
その後、スコットランド・ウェールズ・アイルランドの3か国による
国際ラグビーフットボール評議会が発足
国際ラグビー協会的な組織ができたのが、1886年といいますから、
だいぶ以前にイギリスではラグビー協会ができていました。
ちなみにサッカーのFIFAができたのは、1904年ですが、イギリスの
サッカー協会の創立はそれよりも40年も早い1863年でした。
当時のFIFAは、フランス主導でイギリスはしばらくの間、加盟していませんでしたが
サッカー発祥の地であり、圧倒的な強さを見せていたイギリスには
ぜひとも加盟してもらいたかったので、1国1協会(代表)という原則を曲げて
までイギリスの加盟を認めたそうです。
ラグビーも同じような感じだったみたいですね。
3.英国連合の協会が国際連合を吸収した。
1890年にイングランドのラグビー協会が、国際ラグビー協議会に
加盟すると、イギリス主導で運営がされるようになります。
そして、これとは別に1934年にフランスが中心となって、国際アマチュア・
ラグビー連盟を設立するのですが、ここにイギリスの名前はありません。
イギリスからすればイギリス4か国連合組織=国際ラグビー協会であり、その他の組織はそれに
準じる組織という扱いでした。
2つの協会は対立状態にありましたが、1994年にイギリス側の協会に
その他9か国の協会が加盟するという形で統合されたのです。
その後、名称を国際ラグビー評議会→2014年にワールドラグビーへと
変更して現在に至ります。
これだけ、イギリスの力が強いということに尽きると言えます。
以上、なぜイギリスだけが4チームの参加なのか、理解いただけたでしょうか?
とにかく、次の南アフリカ戦、日本代表を応援します!