おもかる大師
細江町のおもかる大師について
おもかる大師の由来は?
浜松市にある細江公園から西へ徒歩5分、奥浜名自然歩道の細江コース入口の脇を
登っていくと「おもかる大師」というお地蔵さまがあります。
願をかけて、望みが叶うときは、軽く持ち上がり、叶わないときは、重く感じると
言われる不思議なお地蔵様だそうです。
おもかる大師の由来が書いてあるものが現地にあります。
"昔、おきぬという信心深い老婆が、木の実を拾おうと気賀の町の裏山をさまよって
いると、萩の下にお地蔵様のような形をした、変わった石を見つけました。
「これはこれは、お大師様だ。何かのご縁に違いない」と、おきぬはその石を軽々と
抱き上げ近くの松の木の下に据えました。
その後、おきぬは毎日、水や花をもってお参りに来ていましたが、ある日、道順の
良い所に石を動かそうとしたところ重くて動きません。
ところが、ある日、急に雨が降り出してきたため、石が雨にぬれてしまうと思い
動かしてみると、今度は軽く動くので、大きな松の木の下に移してやりました。
そのうちに、おきぬはこの石には重い日と軽い日があるのを知りました。
この話しが人々に広まり、多くの人が参詣に訪れるようになりましたが、願いを
かけて、それが叶うときには軽く持ち上がり、叶わないときには重くて持ち上がらない
ことから、いつしか、この石は「おもかる大師」と呼ばれるようになりました。”
いにしえのまちづくりの会
ところが、現地にはもう一つ由来を書いたものがあるんです。
”遠州に住んでいたあるお婆さんが非常に弘法大師を信心して居られました。
或る時山の中で大師像に良く似た石を見付けて家に持ち帰りお祭りしようと思い
願をかけたところ軽々と持ち上がりましたので家に安置しおもかる大師として
信心して居りました。
以来このおもかる大師に願を掛けると叶う時は軽く持ち上がり叶わない時は
重くて持ち上られませんでした。
此の度縁あっておもかる大師様を此の地に祭ることになりました。
皆様も願を掛けて試して下さい。
若し軽々と持ち上れば願事叶います。およろこび下さい
併し若し重く持ち上がらなくても悲観しないで下さい。あなたの努力精進と
辛抱強く機会を待てば必ず願が叶う時が来ます。
又この大師を粗末に取り扱い思わぬ怪我をされた方がありますから大切に
お取扱下さい。” 細江町万歩会
後の方が古くお地蔵様の後ろにあります。
でもなんか微妙に違うような、、、イカンイカン、そんなことを言ったら罰が当たるわ!
ごめんなさい、どちらも有り難いお言葉です!