浜松市天竜区 武速神社
武速神社とは?
先週の休日に、ふと天竜区のお蕎麦屋さんに行ってみようと思い立ちました。
以前から1度行ってみたいと思っていた百古里庵 (すがりあん)を目指します。
ところが、日頃の行いの悪さからか、天竜区の横川というところまで来たのに
その日はなんと定休日。
途中、大雨で道路が陥没しているという箇所もなんとかクリアしてやって来たのに、、
ここまで来てUターンして帰るのも、もの凄く無駄な時間を過ごしたような気がして
近くで面白いところがないかを検索してみます。
(最初から定休日を調べておけば良かったのに、、(泣))
すると、ありました!
樹齢1000年を超える杉の木を祀っている武速神社というところが近くにあります。
行ってみますと私の想像とは違い、「えっ、ここ?」というくらいの小ささで
境内にはブランコなどの子供用遊具もあり地元の方に親しまれている神社だと
いうことがわかります。
しかし、やはり樹齢1000年を超える杉は立派で「将軍スギ」と言われている
そうです。
その由来は、797年に平安時代の武人で征夷大将軍の坂上田村麻呂が蝦夷征伐へ向かう
途上にこの神社へ立ち寄り戦勝を祈願しました。
その際に神社の境内で食事を摂り、使ったスギの箸を地面に挿したものが根付いて
今のような巨木に育ったものだということです。
この伝説から「将軍スギ」の名で呼ばれるようになったそうですよ。
またウィキペディアによりますと、、
いつの頃か不明ですが、あるときこの木を伐採する話が持ち上がったそうです。
そしてきこりたちが作業に取りかかろうとしたところ、全員が身体に悪寒を感じて木を
伐ることができなくなったといいます。
この事態を重く見たきこりの頭は、神官を招いて木の霊を祀って許しを乞いました。
そしてこの木の樹皮を削って煎じてきこりたちに飲ませたところ、すぐに身体は癒えたと
いうことです。
この話は遠く関東や濃尾まで広まり、1897年(明治30年)頃までは各地から
この木の樹皮をもらいに来る人々がいたそうです。
この杉の木は、1952年(昭和27年)4月1日に静岡県指定天然記念物となっています。
ご興味のある方は、ぜひ百古里(すがり)の里を訪れてみてください。