エビスビールの「ヱ」
「ヱ」とは?
なぜEBISUではなくYEBISU?
昨夜、一人晩酌をしていて「突然?」気が付きました。
大好きなエビスビールを飲んでいたのですが、「うん?」エビスビールの
エビスって「ヱビスって書いてある!」
今まで何十年間もこのビールを飲んできたのに、初めてこのことに気が付くとは?!
もちろん目には入っていたのでしょうが、「エ」が「ヱ」になっているそんな視覚的な
ことよりも、ビールの冷え具合の方を気にし、ただただ飲むことしか考えていなかった
己の卑しさと観察力の無さに今さらながら愕然としました。
エビスが「YEBISU」と書いてあるのも、「ふ~ん」といった程度でその意味を深く
考えてみようとも思ってませんでした。(笑)
「こんなことでは、エビスファンとしては許されない!」と改心し調べてみましたよ。
まずYEBISUについては、サッポロビールさんのホームページに答えがありました。
以下抜粋。
”江戸末期から明治中期にかけて、日本語の外国人向け表示には「エ」を「YE」と
表示したものが多くありました。例えば江戸Yedo、円Yenなどです。
これは日本語を初めてローマ字表記したポルトガルの宣教師が、当時(16世紀)の
日本人の発音を聞いて「YE」と表記したものです。
しかし、日本語の「エ」の発音は、その後変化して江戸時代の間に「E」となったのに
外国人は16世紀の日本語表示のまま、「E」とするところを「YE」と書いて
いました。
このため、日本人は最初「エ」は「YE」と書くものだと思ったようです。
ヱビスビールも明治23年に発売以来、商標のローマ字は「YEBISU」であり、
今日でもこれを踏襲しています。”
では、本題のなぜ「エ」ではなく「ヱ」なのか?
こちらについては、サッポロビールHPやいくつかのサイトを参考にさせて
頂いてまとめますと、、、
・エビスビールの基となる七福神の一人である恵比寿様をひらがなで書くと
「ゑびす」になるから。
↓
・だから旧仮名遣いの場合は、「E」ではなく「YE」と表記するのが正しい。
本来は「エ」は「e」、「ヱ」は「we」と発音していた。
「ヱ」と「ゑ」の字形は、ともに漢字の「恵」が変形してできたもの。
全然まとめになっていませんが、なんとなくお分かり頂けたでしょうか?(笑)
今夜も、ヱビスビールを味わって飲みましょう!