風邪で節々が痛くなるのは、なぜ?
関節痛、筋肉痛が起こる原因は?
ウイルスと戦ってくれるのは?
暖冬とはいえ、寒いのは寒いですー。
インフルエンザなどの風邪も流行しているようです。
前から不思議だったのですが、風邪のひき始めなどに関節が凄く痛くなりますよね?
私は指とかが痛くなるんですが、その原因は風邪のウイルスが体に侵入してきたせい
だとばかり思っていました。
つまり、ウイルスが自分の体を攻撃しているからだと思っていたのですが、
それは間違った認識だったということが最近わかりました。
まずウイルスが体に侵入してくると「敵が来たぞー!」ということで自分の体を
守るために、白血球はサイトカインという物質を分泌するのだそうです。
サイトカインは免疫細胞を活性化する役割がありますが、過剰に分泌されると
臓器の機能を低下させてしまうこともあるのだとか、、。
(病気になるとオシッコの量が少なくなったりするのはそのため?)
そしてサイトカインが血液に乗って脳に届くと今度はプロスタグランジン
というものが分泌されます。
プロスタグランジンには、発熱を促す働きがあり体に侵入した外敵であるウイルスを
撃退しているのです。
熱が出るのは体がウイルスと戦っている証拠だと私は信じておりまして、
その戦いを邪魔するような解熱剤やかぜ薬を飲んだことがありません。
それどころか、つらいことはつらいですが、高熱が出て戦っている自分の体を
ちょっと嬉しく思ったりもします。(変態でしょうか?笑)
話を戻しますと、このプロスタグランジンは、ウイルスと戦ってくれる働きも
ありますが、同時に痛みを起こす物質でもあるため、関節痛、筋肉痛、頭痛などの
原因となるのだそうです。
つまり関節痛や筋肉痛が起こるタイミングは、プロスタグランジンが分泌され始めて
からということになりますので、風邪のひき始めからウイルスと闘っている真っ最中
ということになります。
関節痛や筋肉痛はつらいですが、これも体がウイルスと闘っているからだと
思えば、これからは痛みがそれほど不快ではなくなるかも?(笑)