交番と派出所の違いとは?
交番、派出所、駐在所とは?
世界の「KOBAN」
「交番と派出所って、どう違うの?」
と聞かれたら、あなたはなんと答えますか?
「ん?派出所と交番?似たようなもんじゃね?」
はい、そうです。ほぼ正解です。
正確には、「似たようなもの」ではなく「同じもの」なんです。
平成6年までは、派出所が正式名称で、交番は通称だったそうです。しかし、交番の
方がより親しみやすいということで平成6年の警察法改正で正式名称として
「交番」になったということです。
ここで警視庁のホームページから抜粋したものをご紹介します。
”明治7年に東京警視庁に「交番所」が初めて設けられましたが、当時は、警察官が
警察署から特定の場所に出向いて交替で立番する形をとっていました。
「交番所」の名前の由来は、「交替で番をする所」ということから「交番所」と
いったものと思われます。
この交番所はその後、建物を建てて、そこで仕事をする現在の形に変わり、
明治14年3月に派出所と改称され、明治21年10月には「派出所」、「駐在所」という
名前で全国統一されましたが、警視庁創設当時の「交番所」という名称がそのまま
「交番」という呼び名で残りました。”
つまり、元々「交番(所)」が正式名称だったものが、「派出所」に変わり
そして、また「交番」に戻ったというのが正確な流れのようですね?
今や交番は、韓国や台湾、シンガポールやハワイ、インドネシアやブラジルなどに
交番制度が輸出されているそうです。
また、外国人旅行者の増加に伴いわかりやすいように「KOBAN」となっています。
最後に、テレビドラマなどで「駐在さん」と呼ばれる人がいる駐在所というのは、
原則として1人の警察官が家族とともに地域に居住し、地域の安全を守る活動を
行っているところです。
1人ですので勤務時間は、午前8時30分から午後5時15分又は午前7時30分から
午後4時15分というような感じみたいです。
当然お 休みもあります。
駐在所というと、地方や山間部にあるイメージがあると思いますが、都市部にも
あります。東京23区内にも約60ヶ所くらい駐在所があるそうですよ。