床屋の由来は?
床屋の由来にまつわる3つの説
床屋発祥の地とは?
みなさんは、散髪をするお店をなんと呼んでいますか?
「美容院」「床屋さん」「理容室?」
私は、やっぱり「とこやさん」ですね。先日そのとこやさんの帰りにふと思ったんです。
「なぜ床屋?という名前が付いたのか」と、、、。
そこで床屋さんの由来を調べてみました。
例によっていくつかの説があるようですが、まず一つ目の説をご紹介します。
江戸時代に「髪結い職人」と呼ばれていた人たちは、「床店」という折りたたみ式の
移動式店舗で営業をしていたそうです。
そのため「髪結い床」と言われるようになり、そしていつからか「床屋」と
呼ばれるようになったという説。
2つ目の説は、、、
髪の毛は自然に伸びるために魂が宿っているという考えがあったそうです。
髪結い職人は、その永遠に伸び続ける髪を扱う一種神聖な仕事であるということから
永遠=常(とこ)ということから常屋→床屋となったという説です。
最後の説は、、、
全国理容生活衛生同業組合連合会 のホームページに書かれていました。
以下、そこから一部抜粋しますと
”『亀山天皇の頃(1259~74)、京都北面の武士の藤原晴基は、御預かりの
九龍丸の宝剱の紛失の責任から浪人し、子息の采女亮(うねめのすけ)とともに、
当時、蒙古襲来で風雲急を告げる下関へ下り、往来の武士を客として月代そり髪結業を
営み探索を続けた。
中略
この采女亮が下関で髪結いの仕事をはじめたのが床屋の始まりとされているのです。
なお、采女亮が開いた店には床の間が設えられ、そこには亀山天皇を祀る祭壇と
藤原家の掛け軸があったことから、人々は「床の間のある店」→「床場」→「床屋」と
呼ぶようになったと言われています。”
そして、山口県下関市の亀山八幡宮には、この地が床屋誕生の地であることを
記念した「床屋発祥の地」という記念碑もあるそうです。
やっぱり、この説が最有力ではないでしょうか?