ゆびきりげんまん

ゆびきりげんまんのホントの意味は？

「ゆびきりげんまん　嘘ついたら針せんぼん飲～ます！」

これまでの人生で何回ゆびきりをしましたか？　その約束を守れなかったことは

１度もありませんでしたか？

実は、このゆびきりは、かなり怖い約束だったのです。

もともと「指切り」は、遊郭の女性が客に対する愛の証として小指の第一関節を

切って渡したことに由来しているそうです。

「あなただけは特別です」「本気で愛しているのはあなただけ」という愛情を

示す証として、自分の小指を捧げたそうです。

ただし、実際には自分の指ではなく模造品や死体の指を買って渡すことが多かった

と言います。（昔も今も「あなただけ！」に騙されてはいけません（笑））

ほかにも髪を切り渡したり、腕などに男の名を入れ墨することもあったようです。

 

やがて「指切り」が一般にも広まって、「約束を必ず守ります」という意味へと

変化しました。

ヤクザが親分に対する謝罪の意思として指を切断し、それを献上することでけじめを

つける、いわゆるエンコづめもこれがルーツとか、、。

そして、「げんまん」ですが、漢字で書くと「拳万」と書きます。

拳万は、げんこつ（握り拳）で1万回殴るという制裁の意味がこめられています。

針千本は、文字通りで魚のハリセンボンではなく裁縫針のことを指しています。

千本ノックとか千本桜などと使うように、とにかく大量の針のことを言っています。

「ゆびきりげんまん　嘘ついたら針せんぼん飲～ます。」というのを漢字にすると

「指切拳万、嘘ついたら針千本飲～ます。」となり、

嘘をつくと小指を切り落とされ、拳で１万回殴られ、更に針を千本も飲まされると

いうやくざも真っ青なとんでもない制裁が待っているということですね？

制裁はなくても、やっぱり約束は必ず守りましょう！