不動産価格指数とは?
不動産価格指数とは?
公示価格との違いは?
不動産の最新動向がわかります
あまり馴染みがないかも知れませんが、「不動産価格指数」というのを
ご存じでしょうか?
不動産価格指数というのは、2012年8月から国土交通省が公表しているデータで、
不動産価格の動向を指数化した統計データのことです。
年間約30万件の取引価格情報をもとに不動産価格の動向を指数化したもので、
国土交通省が全国・ブロック別・都市圏別に物件種類ごとの不動産価格指数を
毎月公表しています。
各種データは、年間約30万件におよぶ実際の取引価格をベースに作成されており、
「住宅」「商業用不動産」の2種類に分けて公表されています。
これです↓
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/totikensangyo_tk5_000085.html
国土交通省が毎年1月1日時点における標準地の正常な価格を毎年3月に公表している
公示価格というものがありますが。それとの違いは、対象不動産が公示価格は
住宅地、商業地の基準点の観測なのに対して、不動産価格指数は価格ではなく基準値と
比較した指数が毎月公表されます。
また土地に限定せず、「戸建住宅」「マンション(区分所有)」「マンション・
アパート(一棟)」なども対象に含まれます。
不動産価格指数は、不動産の種類別・エリア別に不動産取引市場の最新動向を知る上で
非常に有益なデータになります。
毎月前月比との数字も表されますので、「所有する不動産があるエリアの指数が
上昇傾向にある場合は、売却価格を多少強気に設定する」とか
「購入したいマンションがあるエリアの指数が下降傾向にある場合は、価格の下落を
狙って購入のタイミングを遅らせる」といった形で、最近の不動産取引の動向に
合わせた適切な不動産取引の判断に活かすことが可能となります。
みなさんも、不動産価格指数を有効に活用しましょう。