浜名湖「湖北五山」とは?
湖北五山のお寺について
貴重な文化財がたくさんあります
浜名湖湖北五山(はまなここほくござん)という名前を聞いたことがあるでしょうか?
湖北五山とは、浜名湖の北部にある、名高い5つのお寺の事です。
このお寺には、「方広寺」「龍潭寺」「大福寺」「宝林寺」「摩訶耶寺」が選ばれて
います。
歴史的・美術的な背景と、国の指定文化財を所持しているため選ばれた5つのお寺です。
五山とは、偉い人が決めるお寺ランキング上位5つを決める「五山制度」の事を
言うそうです。
では、一応簡単に5つのお寺の概要を見てみましょう。
方広寺
1371(建徳2)年、後醍醐天皇の皇子無文元選禅師により開創された東海屈指の名刹
別称:奥山半僧坊 臨済宗方広寺派の大本山
文化財:七尊菩薩堂・木造釈迦如来及び両脇侍像(重要文化財)
絹本着色無文元選像(県有形文化財)
龍潭寺
733(天平5)年、行基菩薩が開創した古刹
庭園は小堀遠州公作 (国指定名勝庭園)
文化財:宋版錦繍万花谷 3冊(重要文化財)
龍潭寺伽藍 6棟、紙本金地著色遊楽図(県文化財)
大福寺
875(貞観17)年、名僧教侍上人が富幕山に幡教寺として開創
滝も備える900坪の池洗回遊式庭園「浄土苑」は県指定名勝
文化財:絹本著色普賢十羅刹女像 紙本墨書瑠璃山年録残篇 金銅装笈(重要文化財)
木造薬師如来坐像(県文化財)
宝林寺
1664(寛文4)年、独湛禅師により開創された黄檗宗の寺院
文化財:宝林寺 2棟(1981年(重要文化財)
仏殿 - 1667年(寛文7年)建立(重要文化財)
方丈 - 1716年(正徳6年)住職の起居堂として建立(重要文化財)
宝林寺山門 - 1693年(元禄6年)建立(県文化財)
摩訶耶寺
726(神亀3)年、行基菩薩により開創された真言宗の古寺
「池泉鑑賞式」の庭園は、県指定名勝
文化財:木造千手観音立像(重要文化財 )
木造不動明王立像(重要文化財 )
木造阿弥陀如来坐像(県指定文化財 )
木造金剛力士立像(県指定文化財)
徳川家康関連の名勝地に加え、浜名湖 湖北五山も巡ってみませんか?