始球式にまつわるお話
最初の始球式は?
始球式の最速投手は?
始球式で空振りがお約束となったのは?
ゴルフやバスケットボールなどにも始球式はありますが、やはり始球式と
言えば野球です。
野球の本場メジャーリーグで最初に始球式を務めたのは、アメリカ合衆国
第27代大統領のウィリアム・タフトが、1910年にワシントンD.C.の地元球団
『ワシントン・セネタース』の開幕式で行ったのが最初だと言われています。
これ以降歴代の大統領が、ワシントンを本拠地とするMLB球団の開幕戦で始球式を
行うことが恒例行事となったそうです。
当時は、今と違い客席の来賓からグラウンド上の選手へボールを投げ渡す方式が
取られていました。
日本で最初に始球式が行なわれたのは、1908年11月22日のメジャーリーグ選抜対
早稲田大学野球部の試合だと言われています。
投手役を務めたのは、早稲田大学創設者で政治家でもあった大隈重信氏。
羽織袴で中折れ帽をかぶった姿でマウンドに立ちました。
当時、大隈重信は70歳という高齢で、投げたボールはストライクゾーンから
大きく逸れてしまいましたが、「ボール球にしてはいけない」と機転を利かせた
早稲田大学の打者が、空振りをしてストライクにしたそうです。
このことが始まりで、始球式ではバッターは空振りをするということが通例と
なったと言われています。
日本での始球式には、芸能人、アスリート、政治家、文化人など多種多様な人が
呼ばれます。
現在の天皇陛下が皇太子時代に始球式をされたこともあります。
1988年の第70回全国高等学校野球選手権大会で、皇族初の始球式投手を務められ
ました。その時の打者は常総学院の仁志敏久でした。
いろいろと始球式にまつわるエピソードを見てましたら、始球式の最速投球が
出ていました。
始球式の最速は意味がないのでは?と思いましたが、一応載せておきます。
トップ5は、、、
第1位 内田聖人さん 150キロ
早実、早大などで投手として活躍。
これは、2022年8月12日、独立リーグの四国アイランドリーグplus
徳島インディゴソックスの本拠地試合で
現在はオンラインサロンや野球アカデミーなどを開設
第2位 新庄剛志さん 145キロ
2008年 引退から2年後の始球式で
第3位 やり投げ選手の村上幸史さん 144キロ
2015年5月28日に行われたDeNA 対 オリックス選の始球式で
第4位 お笑いコンビ『ティモンディ』の高岸さん 142キロ
2021年4月、日本ハム対ロッテ戦で
第5位 俳優の間宮祥太郎さん 139キロ
2019年7月、甲子園球場で行われた阪神対横浜戦での始球式
3位のやり投げ選手の村上さんの144キロって凄くないですか?
村上さんは中学時代に野球の経験があり、ノーヒットノーランを達成するなど
素晴らしい投手だったようです。(大学時代には152キロを計測)
野球を続けていればどうなっていたでしょうね?