せんべいとおかきの違いは?
せんべい、おかき、あられの違いは?
煎餅という名前は、なぜついた?
先日、テレビを見ながら煎餅をボリボリとソファーに寝転がって食べていた時に
ふと気づきました。
私がせんべいだと思って食べていたラベルには、「おかき」となっておりました。
「そう言えば、煎餅とおかきの違いについて今まで考えたこともなかったぞ」と
いうことでさっそく調べてみました。
(最近は、煎餅を食べていてもブログネタを探す脳になってます。(笑))
答えは、明快でした。
せんべい、おかきの違いは、作り方ではなく原料の違いでした。
どちらも原料は米ですが、せんべいの材料はうるち米、おかきはもち米です。
もち米は、粘り気が多く、うるち米は粘り気が少ないという違いがあります。
おかきという名前の由来も見てみますと、正月に供えられた鏡餅から取った
かきもち(欠餅)から来ているようです。
正月の11日の鏡開きにお下げした鏡餅を食べる際には、餅に刃物を入れて切る
ことを忌み嫌い、餅を手で欠いた(割った)ことから、手で欠いた餅、
かきもちと呼ばれるようになりました。
おかきはかきもちの女房詞(にょうぼうことば)で、お米や、お茶のように
おかきもちから餅の字が省略され、おかきと呼ばれるようになったということ
です。
一方の煎餅という名前の由来は、おもしろいものでした。
明治時代、日光街道の宿場町「草加宿」でおばあさんが団子を販売していた
そうです。
売れ残った団子を川に捨てていたところ、侍が平らにして焼くことを提案した
そうです。
団子を潰すことで今の煎餅のように自然と丸い形となり、大人気となりました。
そして、このおばあさんの名前が「おせん」。
おせんさんが作る食べ物ということで、せんべいと名付けられたそうです。
なんと煎餅は、人の名前から由来していたんですねー。
これからおせんべいを食べる時は、あなたなりの「おせんさん」を思い浮かべて
食べるのも一興では、、。