土方歳三 胸像に
土方歳三の胸像建立のニュース
司馬遼太郎作品の魅力について
司馬遼太郎 生誕100年
1月16日夕刊の静岡新聞に土方歳三の胸像が建立されるというニュースが
載っていました。
土方歳三といえば新選組副長、そしてその新選組の結成から今年が160年目に
なることから、新選組にゆかりのある壬生寺に胸像が建立されるということです。
胸像は、台座を含めて高さが2メートルとなる予定だそうで、池田屋事件が起きた
7月16日にお披露目になるといいます。
そもそもこの胸像は、壬生寺や大丸京都店などで組織する「土方歳三像建立委員会」が
昨年7月にクラウドファンディングで資金集めを開始。
目標額の1500万円を上回る2100万円を集めて実現することになったようです。
壬生寺にはすでに局長だった近藤勇の胸像があり土方の胸像も近藤像の近くに
建立されるとのことです。
土方歳三といえば、多くの方が司馬遼太郎氏の小説「燃えよ剣」に登場する土方歳三を
イメージするのではないでしょうか?(私もそのうちの一人です。)
司馬作品は、「燃えよ剣」の土方歳三、「花神」の村田蔵六のちの大村益次郎、
「坂の上の雲」の秋山好古・真之兄弟、「峠」の河合継之助などなど、歴史上の
今まで日の目を見なかった多くの人物にスポットを当てました。
司馬先生が好んで描いたのは、「誇り高き天才」たちです。
そして、「何のために命を賭けるのか?」「志とはなにか?」
「男の真の魅力や価値とは?」ということなどを小説のあちこちに名言、至言として
ちりばめています。
政治家や実業家に多くのファンを持つのも当然だと思います。
1923年生まれの司馬遼太郎氏は、奇しくも今年が生誕100年ということです。
これからもたくさんの若者に司馬遼太郎作品を読んで、先人たちの思いを考えて
頂ければと願います。
私も老後の楽しみの一つとして「街道をゆく」を片手に、いにしえを偲びながら
それぞれの土地を旅することを夢見ています。