三方不動産株式会社
2023年02月07日
ブログ
「油断」の由来は?
油断の語源について
油にまつわるお話?
「油断大敵」や「油断禁物」などの言葉として使われる「油断」。
油(あぶら)を断つと書きますが、なぜ油を断つことが油断に繋がるのか?
そのあたりを調べてみました。
油断の語源には、3つの説があるようです。
ひとつめは、仏教の『涅槃経(ねはんぎょう)』からの説話から。
ある王様が家臣に油の入った一つの鉢を持たせ、行動する時にもし油を一滴でも
こぼせば、お前の命を断つであろうと告げ、抜刀した家来をその臣下の後に
つけさせました。
鉢を持った家臣は注意深くその鉢を持ってゆき、ついに一滴も油をこぼすことがなかった
といいます。
このように注意深くあることで、油を断つことがなかった、という事から油断という
言葉が生まれたという説。
ふたつめは、「ゆったり」「のんびり」という意味の古語「寛に(ゆたに)」が、
音変化して「ゆだん」になったとする説。
四国のある地方では、今でも「ごゆっくりなさい」というところを「ごゆだんなさい
ませ」というのだとか。
三つ目は、比叡山延暦寺根本中堂に灯される法灯は、開祖最澄の頃から消さないよう
油を足し続けており、この油が断たれることの無いよう戒めたことに由来するという説。
西暦788年(延暦7年)最澄が根本中堂の前身である一乗止観院を建立した際、本尊の
薬師瑠璃光如来の宝前に灯明をかかげたのが始まりで、一度も消えることなく輝き
続けていると伝わっていることから、「不滅の法灯」と呼ばれるそうです。
いずれにしても、昔は〈油〉というものが大変貴重な物であり、不注意で油を損失して
しまわないように、戒めの言葉として「油断」という言葉が生まれたようですね。
この記事を書いた人
澤木 規行
三方不動産㈱の澤木です。
社長一人の小さな不動産会社ですが、不動産業に携わって36年間の経験と知識を生かして、皆様のお役に立てるように頑張ります。
「三方不動産に依頼して良かった!」と思ってもらえる仕事を積み重ねて行きます。
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