ラテン語の略語は?
ラテン語と日本語の関係
「頑張れ」の起源はラテン語??
私たちが知らず知らずのうちに使っている言葉とラテン語とは意外と深い関係が
あるようです。
そんな言葉をご紹介します。
まずは、AM・PM
午前、午後を表す略語として使っていますが考えてみればmorningやafternoonを
略したものではありませんね。
これはAMがante meridiemでPMがpost meridiemというラテン語の略だそうです。
ちなみに「meridiem」の意味は「正午」、そして「ante」は「~の前」、
「post」は「~の後」という意味になるそうです。
P.S
手紙の最後などにつける追伸です。
これはpostscriptというラテン語の略となります。意味は「後で書かれたもの」と
なるそうですよ。
P.Sをプラス センテンスの略だと勘違いしてたのは私だけでしょうか?(笑)
No.
ナンバー(Number)の略字ですね。
これもNumberの語源が、ラテン語の「Numero」から来ていて、
最初の”N”と最後の”o”を取り、省略したという意味のピリオドを付けて「No.」と
なるのです。
更に驚くことがあります。
与謝野達氏の『ラテン語と日本語の語源的関係』(サンパウロ社刊)によりますと
「伝統的な日本語の単語の多くがラテン語を起源としている」といいます。
たとえば「哀れ←avare」 「上げる←aggero」「下げる← suggero」
「起こす←occurso」や、「がんばれ←quam vale」「おめでとう←omen datum」
などのルーツはいずれもラテン語だという説です。
「がんばれ」などは、たまたまというには似すぎているように思えませんか?
もともとラテン語は、イタリア半島の古代ラテン人が使っていた言葉だそうで
それが古代ローマ帝国で用いられ公用語となったことにより、
ローマ帝国の広大な版図(ヨーロッパ大陸の西部や南部、アフリカ大陸北部、
アジアの一部)へ伝播したそうですから、日本語の中にもラテン語を起源としている
言葉があっても不思議ではないですね?