「コッペ」の方言あれこれ
こっぺの方言をご紹介します。
各地で意味が全く違います!
8月26日に、「コッペパンのコッペってなに?」という記事を掲載しました。
その際に、「コッペ」について色々調べている過程で、「こっぺ」と言う方言が
各地にあることがわかりました。
このままにするのは、もったいないと思い、今回は「コッペ」番外編ということで
ご紹介します。
まず日本海側の丹後半島辺りで水揚げされる蟹のうち メスの松葉蟹(ズワイガニ)の
事を「こっぺ蟹」と言うらしいです。
京丹後市網野町のご当地グルメ「コッペめし」は、美味しいお米とコッペの
コラボレーションが楽しめるとか、、。
では、方言に行ってみます。
「こっぺくせー 」栃木県の方言
ませている。おとなじみている。
例:この女の子は、香水なんかつけて、なんぼこっぺくせーんだが (この女の子は
香水などつけて、なんとませていることか)
「こっぺな 」福井県の方言
生意気な。
例:あいつぁこっぺなことばっかゆーてる(あいつは生意気なことばかり言っている)
※ 「こっぺくさい」とも。
「こっぺのわるか」 長崎県の方言
きまりが悪い。
例:こっぺのわるかことば平気でいーなっとよ(格好の悪いことを平気で言いなさる
のよ)
「こっぺちょる」 岐阜県の方言
威張っている。
例:あいつ、学級委員になったもんじゃでこっぺちょるぞ(あいつ学級委員に
なったから威張っているぞ)
「こっぺまげる」山形県の方言
着飾る・おしゃれする
例:ルンルンと家族で、こぺまげで(ルンルンと家族みんなで着飾っていったよ)
大雑把に県で表しましたが、これらの方言が使われているのは、各県の一部の地域と
なります。また、他県にまたがっている場合もあるようです。
5つの方言を例にあげましたが、驚くのは、似たような意味で使っているのではなく、
全く違った意味でそれぞれ使っているということですね?
恐るべし、「こっぺ」の世界。