コッペパンのコッペってなに?
コッペパンの名前の由来
コッペパンの元祖は?
みんな〇に十?
みなさんコッペパンはお好きですか?
私も時々コンビニで、マーガリンとかつぶあんが入ったコッペパンを買います。
先日も、車の中でコッペパンを食べていて、ふと思いました。
「コッペパン」の「コッペ」って、なんだろう?と、、。
(このブログを始めてからというもの、変わった言葉にすぐ反応するクセが
ついてきました。(笑))
何十年間も、全く疑問にも思わなかった「コッペ」という言葉が急に気になりだし
たのですから不思議としかいいようがありません。
さて、「コッペ」ですが、調べてみますと、2つの説があることがわかりました。
主には、フランスパンの一種「coupé(クーペ)」が訛ったものだということです。
「coupé」はフランス語で「切った」を意味し、切れ目が入れられていることから
「コッペパン」と名付けられたとか、、。
クーペって、2ドアのクルマも同じような意味で、たしかに形状が紡錘形で横からみれば
似てますよね?
一方、ドイツ語で「山形」を意味するコッペ(Koppe)に由来したという説もあるよう
です。
このコッペパンを最初に作ったのは、田辺玄平さんという方です。
1901年(明治34年)に渡米して、アメリカのパン製造技術を学んだ田辺さんは、
1913年に東京の下谷黒門町に食パン工場「丸十ぱん店」を創業しました。
田辺さんが1919年(大正8年)に日本陸軍へ納入するために開発した、食パン生地を
使ったふっくらしたパンが現在のコッペパンの原型とされています。
腹持ちのよい携帯に便利な食糧という軍の希望に沿ったものがコッペパンの形状状に
なりました。
そして、戦後の学校給食が普及するとともにコッペパンという名前も全国的に
なっていきました。
ところで、上に出てくる「丸十ぱん」というのは、田辺家の家紋が元のデザインだ
そうです。(〇に十)
暖簾分けによって弟子の氏を入れた「○○丸十製パン」や「丸十○○パン」、
「丸十ベーカリー」ただ単に「○に十」の家紋を入れているだけの店舗もあります。
「マルジュ」という呼称や、「Marujyu」もみんな元をたどれば、みんな田辺さんに
行きつくのだとか、、。
これに因んで、毎月10日は「コッペパンの日」だそうですよ。