世界の親日国ランキング
世界の親日国はどこ?
大切にしたい親日国
ちょっと前に「世界最高の国ランキング」というのを記事にしました。
その反応が良かったものですから、今回は「世界の親日国ランキング」ということで
お届けしたいと思います。
一般的に「親日国」というのは、日本や日本人、また日本の文化などについて、
好意的な印象を持つ国民が多い日本以外の国を指します。
しかし、その定義や基準が曖昧なため、サイトごとに親日国がランキングが
違っておりました。
ですので、その中から大体上位に来ていた国の5か国をご紹介します。
シンガポール
トルコ
ベトナム
タイ
といった国が上位に来るものが多かったですね。
シンガポールは、1980年代に入り日本企業の進出が進み、現地での接触が増え、
ローカルなつながりを通して日本人に対して徐々に親しみを覚えていったようです。
日本へ観光に来る目的は、日本食を食べるということが一番人気だとか、、。
トルコは、1890年に和歌山県沖にトルコの軍艦エルトゥールル号が座礁し、日本人が
乗組員を助けたという歴史的な背景が大きいようです。
それから95年後のイラン・イラク戦争が続いていた1985年3月17日、イラクの
サダム・フセイン大統領が「今から48時間後に、イランの上空を飛ぶ飛行機を無差別
攻撃する」という声明を発表しました。
日本からの救援機の派遣は、航行の安全が確保できないとの理由から見送られ、
空港にいた日本人は途方に暮れていました。
そんな絶体絶命の時にトルコから駆けつけた救援機2機により、日本人215名全員が
イランを脱出することに成功しました。タイムリミットのわずか1時間前のことでした。
当時、テヘランには多くのトルコ人も在住していましたが、自国民の救出より航空機を
日本人に提供し、トルコ人は陸路で避難をしたそうです。
後に駐日トルコ大使の「私たちはエルトゥールル号の借りを返しただけです」という
有名な言葉が生まれました。
このあたりのことは、日本・トルコ合作映画「海難1890」にも描かれていますので
ご興味のある方はご覧ください。
ベトナムは、1993年にヴォー・ヴァン・キエット首相(当時)が訪日して以降、
関係緊密化が進んでおり、日本のODAが一番多い国もベトナムです。
タイも親日国として有名ですね。
そして、どのサイトを見ても親日国として一番なのが、そう台湾です。
日本との地理的な近さや、1895~1945年まで日本に統治されていたという歴史背景も
あり、日本語を勉強している人・日本語を話せる人が非常に多いです。
コロナ前の2019年に台湾から日本に観光で訪れた人は、約490万人でした。
ちょっとお金の話でいやらしいですが、東日本大震災の時の台湾の人々から日本への
義援金は断トツの世界一で、最終的に250億円以上に上りました。
これは台湾の人口2300万人からすれば驚くべき数字だと思います。
他にも人的派遣や物資などもたくさん送って頂きました。
こんなやさしい隣国をこれからも大切にし良好な関係を継続していきたいものです。