2030年の推計人口減少率が低い都道府県は?
人口減少率が低い県ベスト3
人口が減少すると、どうなる?
静岡県の人口減少率は?
国立社会保障・人口問題研究所が2017年に発表した「日本の将来推計人口」と総務省が
2021年に発表した「令和2年 国勢調査」のデータをもとに、2020年の人口に対しての
2030年における人口減少率が低い都道府県ランキングをお送りします。
(出典:国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」/総務省「令和2年 国勢調査」
ランキングを見る前に人口が減少すると、どういう影響があるのかを見てみます。
(国土交通白書から)
1.生活関連サービス(小売・飲食・娯楽・医療機関等)の縮小
地域からサービス産業の撤退が進み、生活に必要な商品やサービスを入手することが
困難になるなど、日々の生活が不便になる。
これに加え、サービス業等の第 3次産業は地方圏の雇用の6割以上を占めており、
こうしたサービス産業の撤退は地域の雇用機会の減少へとつながり、さらなる
人口減少を招きかねない。
2.税収減による行政サービス水準の低下
受けられていた行政サービスが廃止又は有料化されるといった場合が生じることも
考えられ、結果として生活利便性が低下することになる。
公共施設や道路・橋・上下水道といったインフラの老朽化問題への対応も必要となる
3.地域公共交通の撤退・縮小
4.空き家、空き店舗、工場跡地、耕作放棄地等の増加
不動産価格の減少につながり、資産が減少する
空き家の増加とともに、地域の景観の悪化、治安の悪化、倒壊や火災発生といった
防災上の問題等が発生し、地域の魅力低下。
5.地域コミュニティの機能低下
町内会や自治会といった住民組織の担い手が不足し共助機能が低下するほか
地域の歴史や伝統文化の継承を困難にし、地域の祭りのような伝統行事が
継続できなくなるおそれがある。
このように、住民の地域活動が縮小することによって、住民同士の交流の機会が
減少し、地域のにぎわいがなくなり、地元への愛着も失われる。
こんな感じで、人口減少は暗い感じになりそうですが、今からでも知恵を絞れば
何とかなるかも、、?
では、表題に戻って、人口減少率が低い県ベスト3を見てみます。
第1位 沖縄県
増加率はプラス0.16%です。沖縄県は2030年時点において唯一人口の増加が
予想されている地域です。
2020年における沖縄県の合計特殊出生率は1.86と全国で最も高い数値となって
おり、出生数が死亡数を大きく上回っているため、今後も人口が増えていく
ことが予想されます。
第2位 東京都 (ー1.17%)
第3位 愛知県 (ー2.43%)
このあたりは、何となく頷けますね。
では静岡県はと言いますと、、
47都道府県中、21位で6.97%の減少が予想されるそうです。
う~ん、微妙、、。