ウッドショックのその後は?
ウッドショックの現在は?
これから住宅を建てる方へ
来年のことは、わかりません
5月27日の当社不動産ブログで「ウッドショックって、なに?」という記事を
掲載しました。
これです↓
https://mikata-f.com/contents/3911
では、現在の状況とこれからの見込みはどうでしょう?
12月2日の静岡新聞の記事によりますと、北米産木材はコロナ前の約2.5倍まで
高騰したそうです。
もともと日本は、柱材などに使う木材の約60%、梁や桁など横架材に使う木材の
約90%を輸入材に頼ってきました。
しんきん経済研究所が建設業における材料価格について聞いている2020年6月から
2021年9月までの材料価格DI指数を見ますと、21年3月までは20前後で
推移していたものが、9月には60.9へと急上昇しています。
ただウッドショックの原因のひとつとなったアメリカの住宅着工数が減ってきたり
アメリカの木材先物価格も急落しています。
ということで年明けには沈静化してくるという予想もありますが、価格はいまのところ
高止まりしているようです。
住宅会社のなかには、建築請負契約を白紙に戻したり、工期の延長や値上げが
行われているようです。
では、これからマイホームを検討されている方は待ったほうが良いのでしょうか?
木材の価格だけを考えると、家1軒に木材が200万円掛かっているとすると
木材価格が1.5倍値上がりしたとして約100万円くらの増加となります。
では、1年後に建築を延ばすことにしても、その間の家賃や住宅ローン金利の上昇など
を考えますとどうでしょう?
また、木材以外にも基礎工事に使う鉄筋や屋根や外壁に使うガリバリウム鋼鈑、
内装に使う壁紙や石膏ボードなども20%以上値上がりしているということも
聞いています。
木材価格だけではなく、総合的に考えて住宅建築をされると良いということかも
知れません。
また新たなコロナ変異株も発見されていますし、その影響がどうなるのかなんて
先の事は、誰もわかりませんものね?
工期や資金計画に余裕を持って「建てたい時に建てる」というのが正解なんですかね?