コロナと出生率について
先進国の出生率が大幅に低下
婚姻率も低下しています
コロナの影響で、世界的に出生率が低下しているといいます。
日本の昨年の出生率は、1.34となり、5年連続で前の年を下回ったことが
厚生労働省の調査でわかりました。
都道府県別で最も高いのは、▽沖縄で1.86、次いで▽島根が1.69、▽宮崎が1.68でした。
一方、最も低いのは、▽東京で1.13、▽北海道と宮城でいずれも1.21などとなって
います。
静岡県は、1.43と平均とそれほど変わりはないようです。
去年1年間に生まれた子どもの数、「出生数」は84万832人となり、前の年より
2万4407人減少し、1899年に統計を取り始めて以降最も少なくなったそうです。
これは、日本だけではなく世界的に出生率は大幅に減少しているようです。
日本経済新聞の報道によると、ヨーロッパで最初に新型コロナの感染が広がった
イタリアでは、2020年12月の出生数が前年同月比で22%減ったとのこと。
スペインは2021年1月の出生数が前年同月比で20%減少。フランスは13%の減少ですが
1975年以来の減少幅となっています。
また、2020年のアメリカの出生数については、アメリカ疾病対策センター(CDC)が
前年比で4%減ったという暫定値を発表しました。
減少幅が小さいように思えますが、これは約40年ぶりの低水準だそうですよ。
また、日本では婚姻数も減っていて、2020年の婚姻数は戦後最少の52万5490組
で、19年より7万3517組も減っているということです。
これは、考えてみれば当然のことですよね?
あるアンケート調査でも、理由として挙げられているのは、
「感染の親子への影響の不安」
「子育てへの経済的な不安」
「ワクチンの親子への影響の不安」
どこかの芸能人の、「家にいてすることないから、出生率が増える」といったような
発言もあったようですが、あまりに無知、能天気ですね。