2021年 浜松の不動産市場は?
浜松 今年の不動産市場はどうなる?
不動産価格にコロナはどう影響するのか?
新年最初の不動産ブログは、今年の浜松市の不動産市場を展望してみます。
不動産だよりに濱松不動産鑑定会社の不動産鑑定士中村氏の記事も掲載されて
いますので、その内容も抜粋しながら、私の考えも入れて書いてみたいと思います。
昨年は、コロナウイルスの影響で全国的に不動産市場が冷え込んだ印象があります。
しかし、数字をみるとそれほど、価格は落ち込んではいません。
”浜松市の商業地は中区で1.1%下落と8年ぶりにマイナスに転じた。
商業施設の多い東区では0.3%上昇したものの、北区は2.0%、浜北区は0.9%、
天竜区は2.1%それぞれ下落しており全般的に低調であった。
住宅地も8年ぶりに中区、東区、西区、南区でいずれも下落。
利便性、住環境が良好な住宅地や、インフラ整備により収益向上が期待される
中心商業地、高速道路インターチェンジ周辺において、物流施設の需要がある
工業地などの一部地点は上昇したものの、全体的には需要低迷の影響を受けている。”
と前述の中村氏が述べています。
しかし、気を付けないといけないのはこの数字というのは、昨年7月1日時点での
基準地価に基くものであるということです。
今年3月に発表される公示地価が、コロナの影響をより反映している価格に
なると思われます。
商業地に関しては、もう少し下落しているのでは?と私は思っています。
私の実感では、とにかく新規物件が少ないことが挙げられます。
これは、コロナの影響で各不動産会社の営業訪問自粛が響いているのかも知れません。
二極化傾向という昨年までの大きな流れは今後も加速していくと思います。
人口が減少しているエリアと分譲地などで人口が増えているエリアの差が
広まっていきそうです。
不動産だよりの記事でも
"取り引きの多いエリアは、分譲地が多く存在する和合町をはじめ、高丘東、有玉台、
本郷町などで、区画整理された西都台や浜北区中瀬などもこれまで通り注目されている。
また、初生町や三方原町も「第三都田地区工業用地」が人の流れを牽引し、
今後さらに人気が高まりそうだ。"
と分析しています。
最後に収益物件の売買に関しましては、「購入したい人」はいらっしゃいますが、
融資審査が相変わらず厳しく、「実際に買える人」は少なくなっている感じがします。
街中の飲食店が入るテナントビルも、水面下では売買の動きがあります。
コロナ禍で手放す売主と「今が買い時」と考えている投資家の方がいますので、、。
収益物件情報などにご興味のある方は、当社までお問い合わせください。