国道には「欠番」がある?
国道は何号線まであるのでしょうか?
欠番がある理由
浜松市内を通っている国道は?
なぜ欠番が生まれたのか?
浜松市内には、国道1号線が通っていますが、この国道って日本国内には1号線から
何号線まであるのでしょうか?
そんな疑問から、ちょっと調べてみました。
東京日本橋と大阪梅田を結ぶ国道1号から沖縄県糸満市と那覇市を結ぶ国道507号まで
国道には1から507まで番号が付いているそうです。
しかし、現在日本の国道の路線数は507路線ではなく459路線です。
ここで疑問が湧きます。なぜ507路線ではないのか?
国道の番号には59~100号、109~111号、214~216号の計48個の欠番があるのです。
いろいろなサイトでこの疑問は取り上げられていましたが、その中から一番わかりやす
かったGAZOO編集部2019年3月24日記事を参考にさせて頂いてご紹介します。
「国道」という言葉が生まれたのは明治時代。明治9年(1876)の法令にて道路を国道
県道、里道と分類したのが始まりです。
現在の国道は昭和27年(1952)に制定された「道路法」が礎になっています。
その道路法では道路を以下の4つに分類し、
1.「高速自動車道」
2.「一般国道」
3.「都道府県道」
4.「市町村道」
さらに 2の一般国道を以下の2つに分類してあります。
「一級国道」と「二級国道」
そして「一級国道」を都道府県庁所在地や重要な都市を結ぶ幹線道路とし、
1~2桁の国番号が付けられました。
これには57路線が一級国道に指定されます。(つまり国道1号線から57号線まで)
その後、特殊事情により58号線が生まれています。
対する「二級国道」とは、一級国道の補助的な役割を果たす道路。
二級国道には、一級国道と区別するために101以降の3桁の国道番号が付けられました。
109~111号、214~216号の計6路線は過去に二級国道として存在していた路線でしたが
昭和38年(1963)に一級国道に昇格、またはほかの国道と統合されたため欠番に
なったのです。
・二級国道109号 → 国道108の一部が 部分統合
・二級国道110号 → 一級国道48号に昇格
・二級国道111号 → 一級国道45号に昇格
・二級国道214号、215号、216号 → 統合され一級国道57号に昇格
ところで、現在、浜松市内には、いくつの国道が通っているでしょうか?
直轄国道としては、国道1号線と474号線
一般国道としては、150号線、152号線、257号線、301号線、362号線の
合計7路線があります。
因みに私が通勤時によく使っている国道152号線(飛龍街道)は、起点が
長野県上田市(大屋交差点)で終点が浜松市東区の北島交差点までの
総延長266.5kmだそうですよ。