コロナ禍における差別化する空室対策とは?
最近増えている入居者からのクレームとは?
コロナによって変わってきた入居者の要望とは?
これからのアパート経営の必需品とは?
新型コロナウィルスの影響によって、在宅勤務が増えて来たことや、
外出自粛などによって、アパート・マンションの入居者からのクレームや
要望が変化してきたようです。
今回は、そんな変化を取り上げてみます。大家さんの今後のマンション経営にあたって
何らかのヒントになればいいのですが、、。
まず最近増えているクレームについてです。
・在宅率が上がり騒音に関するクレームが増加
・在宅率が上がりごみの量が増えたことでごみ置場に関するクレームが増加
・在宅率が上がり建具の取り替えやエアコン設置などの相談が増加
要するに家にいる時間が増えたことにより、今まで気にならなかった隣室の音が
気になりだしたり、みなさんのゴミの量が増えたことによって、もっとゴミ置き場を
広くして欲しい、そしてテレワーク用の仕事部屋を作りたいということのようですね?
では、このような入居者からの要望で、差別化を図って大家さんが取り組めることは
ないでしょうか?
1.宅配ボックスの設置
新型コロナで需要が一気に上がったアイテムが宅配ボックス。
在宅でも配達時の接触を避けるため、置き配も普及してきました。
大型マンションや、ここ数年の新築物件には宅配ボックスが設置されてきていますが、
既存の小型マンションやアパートでの設置割合は、まだまだ低いのが現状です。
今後もこのような需要は増えると思いますので、大型マンションだけではなく
小型マンション用の小さな宅配ボックスを置くだけでもいいのではないでしょうか?
2.インターネットの高速化
インターネットに無料で接続できるようにしている物件も増えてきましたが、
最近、入居者さんから「 ネットの反応が遅くなった 」とのクレームが多いそうです。
どうも学生さんがオンライン授業に使ったり、会社員の方がリモートワークし始めたり
したことが原因のようです。1回線を1棟全員でシェアする方式だったので、
多くの方が常時動画接続すれば遅くなることは否めません。
新規の入居希望者さんからも、「 どこのインターネットを使っているのか 」、
「 ネット回線のスピードはどれくらいか 」等、客付会社さん経由で訊かれるように
なってきています。
余暇に動画を楽しむというような使い方なら、ネットのスピードが遅い時があっても
我慢できるかもしれません。しかし、仕事となると事情が変わります。
会議の時などは、中心になる方のネット回線が安定していないと、その影響は
参加者全員に及ぶことがあります。
また、ネット回線が一時的につながらない等、業務に支障をあたえるようですと、
最悪退去につながります。
今後のアパート・マンション経営を考える時に、この宅配ボックスとインターネット
の高速化は、必需となってくるでしょうね?