あなたは旅行派、それとも一人旅?
旅と言えばヒッチハイク???
澤木耕太郎の深夜特急に魅せられて
旅行と旅の違いって?
私のヒッチハイク歴
香港からイギリスまで
もう今から23年前 1996年4月から10月まで「進め!電波少年」と
いうテレビ番組の中で、香港からイギリスまでヒッチハイクで
行くという企画がありました。
23年前ですから、今の30代半ばより上の方しかご存知ないかも知れませんね?
猿岩石(その2人組の1人、有吉弘行さんは現在も活躍中です)という2人組が、
いろいろな苦難を乗り越えて、イギリスを目指して進んでいく姿を
毎週放送するんです。
日本中でヒッチハイク人気になりましたよね? 歌が出来たりもしました。
その企画のベースにあるのが、猿岩石のヒッチハイクより10年前の
1986年に刊行された名著(私の勝手な思い込みです)
澤木耕太郎の深夜特急(新潮文庫全6巻)という旅行記だというのは
意外と知られていません。
インドのデリーから、バスだけを使ってイギリスのロンドンまで一人旅をする!
当初はデリーまで直行便で行くはずが、航空運賃が安いストップオーバーの
旅券を買ったため香港で降り、マカオのカジノで大負けをして、、と
話は進んでいきます。
澤木耕太郎さん独特の乾いた筆致で描かれていながら、やっていることは
熱い!って印象が残っている「深夜特急」
昭和の青年ならではの行動や考え方が、散りばめられていました。
未知への憧れ? 旅の魅力って?
進学にも就職にも、何の意味も見出せずにいた私の高校3年の夏休み
何を思ったのか、突然ヒッチハイクで東北一周をしようと思い立ちます。
小さなリュックサックと寝袋、有り金3~4万円を持って、トラックに
向かって手を上げました。
確か10日間くらいだったと思いますが、東北一周のつもりが、なぜか
北海道の苫小牧まで行ってしまいました。(笑)
今思えば、これが私の原点だったのかも知れません。
その頃は進学も就職もしないで、2年間くらい必死に働いてお金を貯めて
世界を旅しよう!世界を見てみたい!と強く思っていました。
その後のお話は、またの機会があれば、、。
私の考えだけですが、旅行というのは、家族や友人たちと目的地を決めて
スケジュールをちゃんと組んで、旅行先で楽しんで帰ってくるというもの
旅というのは、一人で目的も曖昧で、スケジュールなど無い
旅先での出会いを求めてなんていうと、カッコいいですが、実際は
そんなドラマチックな出会いなど、そうあるものではありません。
せいぜい食事を奢ってもらったとかくらいです。
孤独で、ほとんど自分と会話をしているような毎日。
でも、そんな無意味なような、限りなく自由な時間の過ごし方が、良いんですよね。
あー、放浪癖が出て来そう(笑)行きたいなー、旅へ!