ある民泊投資家の惨状 コロナウィルス影響
コロナウイルスが民泊に与える影響の一例
悲惨な状況へ
コロナウイルスの影響が、こんな不動産事業にも出ているんだという記事を
見つけましたので、一部抜粋してご紹介します。
「二泊三日で30万円…もしかしたら50万円だってイケそうですよ。
オリンピック前までには元手回収、そこからはほぼ儲け。
会社をやめようかと思っています」
今年1月上旬、興奮した面持ちで筆者の取材に語ってくれたのは、
東京の渋谷区と港区、そして文京区内の「民泊物件」を運営していると
いう川添勇三さん(仮名・40代)である。
一昨年ごろから急激に拡大していた民泊運営ブームに乗じて、
今や都内や関西で十数部屋の物件を運営し、月に100万円オーバーの利益を
上げるやり手の投資家だ。
元はIT企業社員だったが、今は民泊事業一本。
目論見通りに東京オリンピック前にホテル代が軒並み高騰し、今年6月ごろからは、
川添さんの運営する物件(戸建てタイプ)は、一泊20万円でも予約が
次々に押し寄せるような状況、まさに濡れ手で粟の笑いが止まらない状況だった。
あれから二ヶ月。ご存知の通り、中国・武漢市でウイルス拡散
(アウトブレイク)した新型コロナウイルスの脅威が
ここ日本国内にも押し寄せ、中国や韓国をはじめとした国々からの観光客は激減。
日本政府は、中国や韓国からの人の国外流入を事実上「シャットアウト」する
措置に乗り出すとも表明したが。
その結果、外国人はおろか、日本人まで国内観光を控えているのだから、
人の動きがピタリと止まってしまった。
「もう無理です。1月の後半頃から都内の物件は一つも予約が埋まっていません。
客が来なくても家賃は払わなければならないため、月に数百万円の赤字、
このままでは五輪前に破産です……」(川添さん)
と、きつい苦しいどころか、もはや破産寸前の窮状を訴える。
わずか二ヶ月の間に何があったというのか。そもそも、二ヶ月でそれほど
苦しくなってしまうのが「民泊」なのか。
我々素人からすると「大げさ」にも見えてしまうのだが……。
「そもそも元金などない状態から民泊を始めました。
月に15万円のワンルームを借りて、一泊一万で貸せば月に30万円の売上です。
もちろん、民泊運営を定めた法に則り、年間180日、およそ半年しか物件を
貸し出すことはできませんから、諸経費を引けば利益は数万円程度。
めちゃめちゃに儲かるというよりは、細い儲けをたくさん持てば、
それなりに収益が上がるという皮算用です。
私の場合は銀行や信用金庫からカネを借りて、とにかく部屋を借りまくり、
民泊用に又貸しする。
この一年ほどは儲かりすぎて気にしていませんでしたが、
要は自転車操業なんです。
手持ちの資金で持つのは5月か6月がいいところ。
オリンピックが延期にでもなれば、破産するしかありません」(川添さん)
(3月15日 NEWSポストセブンの記事より一部抜粋)
みなさんは、どうお感じになりました?
ちょっと甘い考えだと思わなくもないですが、さすがにコロナウイルスは
想定外だったでしょう。
浜松市内でも、ここ数年で急激に増えたホテルも、宿泊客が激減しているとか、、。
売上が減少している業界は、なんとしてでも、この急場をしのぐしかないですよね?