三方不動産株式会社
2020年03月26日
不動産コラム
建物のコンバージョンとは?
築古物件の対応策 コンバージョンについて
ストック活用の時代?
先日、不動産コンサルティングマスターの研修会に参加して来ました。
主なテーマは、築古物件の対応策についての講義でした。
その中から、今回は建物コンバージョンという対応策について見てみたいと思います。
まず建物のコンバージョンとは、
簡単に言ってしまえば、「建物の用途転換」のことです。
海外では、中世のお城を改造して店舗にしたり、昔の工場をオフィスに変えたり
ベルリンでは、鉄道の駅舎を現代美術館にしたりと成功例が数多くあります。
1800年代に建設されたガスタンク(あの大きな丸いガスタンクです)を
ショッピングモールやマンションに生まれ変わらせたという例もあります。
日本でも、こうした用途転換を取り込もうという動きが出て来ていると言います。
浜松でも駅前のイトーヨーカドーの跡が、ホテルになったりしていますよね?
コンバージョンのメリットとしては、
・時代や社会環境の変化によって、そぐわなくなった建物を現在のニーズに
合わせて用途変更することによって、賃料の上昇や空室率の減少を期待できる
・建替えに比べると、工期が短く、収入が途絶える期間も短くて済む
・建替えに比べて、工事費等の投資額が少なくて済む
・地域環境に与える負荷が少なくて済む
問題点としては、現在の建築基準法に合うかとか消防法に適用するかなどの
留意点があげられます。
いずれにしても、コンバージョンを行う建物の立地は、駅前や繁華街に
限定されてくるとは思いますが、国も既存ストック活用に係る建築基準法の
改正を2018年に行うなど、用途変更に対しては緩和する方向です。
この記事を書いた人
澤木 規行
三方不動産㈱の澤木です。
社長一人の小さな不動産会社ですが、不動産業に携わって36年間の経験と知識を生かして、皆様のお役に立てるように頑張ります。
「三方不動産に依頼して良かった!」と思ってもらえる仕事を積み重ねて行きます。
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