新型コロナウイルス 不動産市場への影響予測
投資家と不動産会社への緊急アンケート結果
今後予想される影響とは?
不動産市場の今後は?
楽待新聞編集部が、2020年2月28日から3月2日にかけて、
不動産会社70社に対して緊急アンケートを実施しました。
今回はその結果を、一部紹介したいと思います。
Q. 現在不動産業への「新型コロナウイルス」による影響はありますか?
A. 影響はある 62%
どちらともいえない 21%
影響はない 17%
Q. 不動産事業への「新型コロナウイルス」の影響について今後の見通しは?
A. 拡大していくと思う 59%
どちらともいえない 34%
縮小していくと思う 7%
ということで、私も含めて今後の影響が拡大していくと捉えている会社が
多いということですね?
当社にくるアットホームさんに聞いても、浜松市内の不動産会社で現在も活発に
取引をしている会社は、ほとんど聞かないそうです。
すでに影響が出ているものは、
・中国からの建築資材の納入の遅れ(特に温水洗浄便座やキッチンまわりの資材)
↓
原状回復工事の遅れや住宅の引渡しの遅れが出ている
・他人との対面を避けるためや在宅勤務による来店客の減少や内覧客の減少
↓
取引件数が減少(売却や購入を控える)
今後予想される影響としては、
・中国からの部品の生産量が減少するため、資材・部品の価格上昇の懸念
・外国人の入国減少により、不動産需要の低下・投資活動の低下
・より安全な資産クラスへの需要は増加し、リスクの高い物件の価格は低下
昨年からのスルガ銀行などの影響を受けて、今も融資は厳しい状況が続く中で
新型コロナウイルスの影響を受ければ、投資家心理も冷え込むかも知れません。
売却を考えている方は、早めの決断をされた方がいいかも知れませんね。