静岡県開催 自転車競技ルール解説 ケイリン
自転車競技 トラック ケイリンのルール解説
メダルに期待 ケイリン
今日は、前回に続いて自転車競技のルールについてです。
本日は、ケイリンについて見ていきます。
言葉からして日本人には馴染みがあると思いますが、ルールもほぼ競輪と同じです。
1組5~8名の選手が、2000mを走行し、着順を競う競技です。
タイムを競うのではなく、各組の着順の上位選手が次のラウンドに進めます。
(スタート)
・5~8名の選手が、同じスタートラインからスタートします
・1番インコースからスタートする選手は、最初の周回は先頭誘導車の後を
追走しなければなりません
(周回とゴール)
・選手は、ゴールまでトラックを8周します
・残り2.5周になると、先頭誘導車はトラックの内側に離脱し、選手だけで
走るようになります
・フィニッシュした時の着順を競います
(先頭誘導車)
・選手は、先頭誘導車が離脱するまで先頭誘導車を追い抜いてはいけません
・先頭誘導車は、スタート時30㎞/hから、残り4周までに徐々に50㎞/hまで
加速します
・先頭誘導車のおかげで、先頭を走る選手は空位抵抗を減らしながら走ることが
できます
(メダル獲得まで)
・1回戦 → 準決勝 → 決勝と進んでいきます
・1回戦では各組の上位2名が準決勝に進みます。また、1回戦の敗者が
1回戦敗者復活戦を行い、上位2~3名も準決勝に進みます
・準決勝は、6名×2組で行い、各組上位3名が決勝に進みます
準決勝の敗者が4~6位決定戦を行います
・決勝は、3名×1組で行います
ケイリンは、2000年シドニーオリンピックから五輪種目となりました。
電動アシスト付き自転車(先頭誘導車)をペースメーカーとして使用し
この先導車が離脱するまでの間にベストポジションをキープするための
駆け引きが激しく行われます。
そして、最後の1周回で一気に勝負が決まる戦いです。この駆け引きと
ラスト1周の競り合いが見所となります。
2008年北京オリンピックで日本の永井清史選手が銅メダルを獲得しています。
日本のメダル獲得も、大いに期待できる種目です。
応援しましょう!