三方不動産株式会社
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2019年11月21日
不動産コラム

ある大家さんの成功の秘訣とは?

不動産賃貸業をしていた大家さんのお話

Aさんの成功の秘訣とは?

管理も自分で?

先日、私にとって、とても嬉しいお言葉を頂く機会がありました。

もう10年以上前から、お付き合いのある大家さんが、(仮にAさんとします)

会社にお見えになった時のことです。

 

「持っている収益物件をすべて売却し、管理会社も解散し、整理が

終わったので一言お礼にお伺いしたかった」とのことで、わざわざ当社まで

足を運んで下さいました。

 

年齢的なことなどもあり、今年で不動産投資を手仕舞いされたのですが、

「自分一人の力では、とてもここまで出来なかった。」と大変謙虚に言われ

感謝のお言葉を頂きました。

 

この仕事をしていて、こういう時が何より嬉しいものです。

お互いビジネスでやって来たことではありますが、それだけではない何かをAさんとは

共有できたと私は思っています。

 

Aさんは、まだサラリーマンの40歳の時に、初めて収益物件を購入されました。

最初は、区分所有のマンションの1室からはじめて、徐々に物件を

増やしていきました。

 

50歳の時に会社を退職し、不動産賃貸業1本に絞りました。

ピーク時には、マンション・アパートを13棟、総戸数も98戸まで所有する

規模になりました。

ここまでの規模になると、借入額もかなりのボリュームにのぼってきます。

 

最初は、総戸数100戸を目標に、とにかく物件数を増やすことを第一に

考えてきたそうですが、ほぼ目標を達成したところでAさんは考えました。

 

「これだけの借入があって、自然災害や経済情勢の変化など、予期せぬ出来事が

もし起こったらどう対応できるのか?」

 

物件数(総部屋数)を増やすよりも、財務体質を強化すべきだと思い至った

Aさんは、ここから築年数の古い物件の売却を始めます。

そんな時期に、私とのお付き合いも始まりました。

 

不動産投資での成功の秘訣とは?

Aさんは、サラリーマン大家さんの時代から所有物件の管理はすべてご自分で

やられていました。

入出金の管理から、クレーム、滞納処理、物件の清掃まですべてです。

 

サラリーマン大家さん時代、休日は物件の清掃に奥様と2人で、炎天下でも

真冬の日でも行かれていたそうです。

簡単に言っておられますが、実際には中々できることではないです。

 

Aさんは、よく言われていました。

「所有物件は、自分の子供と同じだから」と。大変ですが、入居者とも挨拶を交わし

要望などがあれば、すぐに対処しました。

管理会社まかせでは、目が届かないところまで気が付きます。

何と言っても、「自分の子供」ですから、、。

 

おかげで、私が売却させて頂いたAさんの所有物件のうちの7棟は、どれもほぼ満室

でしたし書類も完備されていて、非常に助かりました。

 

もうひとつ、管理会社に依頼しないことの利点は、入居募集の時に同じ条件で

複数の不動産賃貸会社に募集をかけてもらえることです。

各不動産会社からしても、大家さんとダイレクトですので、やる気になります。

 

空き物件が出ると、Aさんは、一斉に情報を流し、その後も定期的に

不動産賃貸会社に連絡をしたり、出向いたりして進捗状況を確認しながら家賃設定の

見直しなどを検討しました。

 

そして、私が何より感心させられたのは、Aさんの「売却時期の適格さ」です。

いわゆる出口戦略が、見事なタイミングで、しかも、ことごとく成功するのです。

こちらが、びっくりするぐらいでした。

 

「どなたか指南役の方とかいらっしゃったのですか?」とお聞きすると、

不動産投資本だけでなく、役立ちそうな本を150冊以上読んだのと

専門家から最新の不動産市況の情報を仕入れたりと常にアンテナを高くして

いたとのことでした。

 

そういえば、時々Aさんから不動産の収益物件の状況について電話を頂いていました。

融資状況や直近の売買、私の今後の見通しなど細かく聞かれてましたねー。(笑)

 

「売却するときは、こちらに余裕があるとき」

切羽詰まっての売却ではなく、余裕をもっていなければいけないとAさんは言います。

これが市況が最悪になるちょっと前に、高値で売り抜けるコツかもしれません。

 

逆に、物件を購入するときは、即決即断で

「なにかひとつでも光るものを持った物件を買った」と言われます。

駅に近い、お城が見えるなど、なんらかの特徴を持っている物件という意味です。

 

私は、Aさんのやり方が、唯一の正解だというつもりはありません。

投資手法や考え方は、投資家の置かれた状況や社会情勢などによって

変化するものですし、10人いれば10人のやり方もあるでしょう。

 

今後も少子高齢化やAIの進化によって、思ってもみない投資方法が編み出されるかも

知れませんが、「情熱・愛情をもって真摯に仕事に取り組む」という

Aさんの姿勢こそが、いつの時代においても成功の秘訣かもしれません。

 

最後の物件を私が売却させて頂いた時、買受申込書が同時に複数出ていましたが、

売買金額、条件のよい方より、これから不動産投資を始めたいというやる気に

あふれた夫婦の方をAさんは買主に選ばれました。

 

愛情をかけて育てた「自分の子供」を、損得ではなくそういう人に託したいという

Aさんの思いを非常に感じました。

情熱と努力そして愛情をもってやって来られた方だからこそ、「不動産の神さま」は

Aさんに微笑んでくれたんじゃないかなと思います。

 

心からお礼を言います。「いろいろ学ばせて頂いた上に、当社の理念とする三方良しの

お取引も、何度も体験させてもらい本当にありがとうございました!」

この記事を書いた人
澤木 規行 サワキ ノリユキ
澤木 規行
三方不動産㈱の澤木です。 社長一人の小さな不動産会社ですが、不動産業に携わって32年間の経験と知識を生かして、皆様のお役に立てるように頑張ります。 「まじめに、一生懸命やること」がモットーです。 収益物件をお持ちの方や土地活用でお悩みの方は、ぜひ一度お問い合わせください! また、不動産を購入しようかどうか迷っている方、 ポータルサイトや他社サイトでも気になる物件がございましたら、お気軽に ご相談ください。

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