なぜ秋葉原は、アキハバラなのか?
アキバハラとアキハバラ
浜松の秋葉神社と関係あり?
東京にある秋葉原。
かつては日本一の電気街として栄え、現在はアキバ系ブームにより、オタクの街と
してのイメージは全国的に定着しているのではないでしょうか?
世界的な観光地としても注目されアキバ・AKIBAの略称で呼ばれています。
ここで不思議に思いませんか?
略称ではアキバなのに、正式な駅名は「あきはばら」であって「あきばはら」では
ありませんよね?
本来の読み方から言えば「あきはばら」より「あきばはら」と読ませる方が自然なのでは
ないでしょうか?
日本全国に「秋葉さん」という名字の方は、約3万人近くいらっしゃるそうですが、
ほとんどの人は、「アキバさん」と呼ばれているのではありませんか?
一般的には「アキハさん」という呼び名は馴染みが薄いかもしれません。
ただーし、しかーし(笑)浜松市周辺の人は違うのです!
そう、我々には「アキハさん」の方が耳に馴染み深いのです。
なぜなら、浜松市には、「秋葉山」「秋葉神社」があるからです。
三方不動産を県外の人が、「サンポウフドウサン」と呼ぶのに対し地元の人は必ず
「ミカタフドウサン」と正しく読んで頂けます。
なぜなら浜松には「三方原」(ミカタバラ)があるからというのと同じですね?
(三方原不動産の間違いはよくありますが、、笑)
そう我々は、「アキバサン」ではなく「アキハサン」と呼び、「アキバ神社」ではなく
「アキハ神社」と呼んでいるのです。(それが正式名称ですから、、)
そしてなんと、この秋葉神社が秋葉原(アキハバラ)という呼び名に関係してる
かもしれないと言ったらどうですか?
明治2年、神田相生町から出火した火災が、今の秋葉原一帯も焼き尽くし、罹災戸数は
1000軒余に及んだという大火事がありました。
これを深刻に受け止めた明治天皇が火防の神・秋葉大権現を祀った「秋葉神社」を
その地に建てたのだそうです。
そして明治23年、同地に新しく貨物用の駅として「秋葉原駅」が開設された時に
駅名を「あきはばら」としたのが始まりだそうです。
つまり秋葉(あきは)と読ませるのは、日本各地に祀られている秋葉神社の総本宮で
あり火防の神、浜松の秋葉山本宮秋葉神社から勧請したことにより、総本宮と同様に
秋葉(あきは)と読ませることにしたというのが有力な説の一つになっているそうです。
別の説に、元々はアキバハラだったところが発音しやすいよう前後の読みが入れ
替わる音位転換が生じたという説もあるようですが、、。
私は、断然、浜松の秋葉神社に倣ったという説を支持しますけどね。(笑)