ハンカチについて
ハンカチの由来や歴史
なぜハンカチは正方形?
今回は、ハンカチについて調べてみました。(特に理由はありません(笑))
ご存知のようにハンカチというのは、ハンカチーフ(handkerchief)の省略形で
あります。
handkerchief というのは、もともと「hand(ハンド)+ kerchief(カーチフ)」に
分かれていたそうです。
hand は「手」という意味ですが、 kerchief は何かというと、「頭巾」という意味
なんです。
ですので、ハンカチーフというのは、もともとは頭に巻くものだったのですね?
ついでにkerというのはcover(覆う)と同じ意味を持ち、chiefの部分は「頭」という
意味なのだそうです。
現在、厨房のトップ(頭)にいる料理長を 「chef(シェフ)」と呼ぶのは
ここから来ているのだとか、、。
さて、このハンカチですがいつ頃から使われていたのかは明確になっていませんが、
紀元前 3000 年頃、エジプトのダシュール王女の墓から麻の布切れが発見され、それが
ハンカチの起源だとする説が有力のようです。
紀元前 700年頃のペルシャでは、絹に刺繍飾りのハンカチーフは高貴さの象徴として
使われ、王族だけが持つことを許されていたようです。
中世ヨーロッパになると、婚約のしるしとして使われたり、戦争に行く恋人に
愛の証として、自分のイニシャル入りのハンカチを贈ったりしていたそうです。
その頃のハンカチには、三角形や丸形、たまご形、長方形や正方形など様々な形を
したハンカチがありました。
それを煩わしく思ったのかどうかわかりませんが、ある日あのマリーアントワネットが
「国内のハンカチは全て正方形に」と言ったのをきっかけに、1785年に「ハンカチの
サイズは縦横同一にすべし」との法令を布告。
それがきっかけでハンカチは現在の正方形になったということです。
マリーアントワネットがハンカチに深く関わっている証拠にマリー・アントワネットの
誕生日(11月2日)に一番近い祝日、11月3日の文化の日を「ハンカチーフの日」と
しています。
なぜ誕生日にしなかったのかは、わかりません。(笑)