静岡県に油田があった
相良油田とは?
「Dr.STONE(ドクターストーン)」にも掲載?
御前崎市民にとっては、「何を今頃言ってんの?」ということなんでしょうが、
私は最近まで御前崎市(相良町)にかつて油田があったことを知りませんでした。
静岡県どころか太平洋岸で唯一の産油地だったそうですが、産油量の減少や国外
からの安い原油の輸入などのため、1955年に採掘停止になりました。
現在は油田抗の跡地には「相良油田の里公園」が出来ているそうです。
公園内には、手堀井戸の小屋や、「相良油田坑」に関する資料館があり、昔の
石油採掘の様子を学ぶことが出来ます。
この相良油田というのはどういうものだったのかをウィキペディアから一部抜粋して
見てみましょう。
”相良油田は、1872年(明治5年)2月に、海老江村の谷間で油くさい水が出ることを
聞いた、元彰義隊士で駿府藩士であった村上正局まさちかによって発見されたことに
始まる。
同年3月に、村上から鑑定依頼を受けた静岡学問所の外国人教師エドワード・
ウォーレン・クラークによって、それが石油と判定された。
1873年(明治6年)5月には、手掘りにより採油が始まった。
1874年(明治7年)には、日本石油(現:ENEOS)の前身である長野石炭油会社に
よって、日本で最初の機械掘りが行われた。
最盛期の1884年(明治17年)頃は、約600人が働き、年間721キロリットルが
産出されていた。
採油を停止したのちの1980年(昭和55年)11月28日に静岡県指定文化財(天然記念物
となり、現在は「油田の里公園」として周辺が整備されている。”
というのが相良油田の概略です。
この明治17(1884)年頃の最盛期の721キロリットルというのは、ドラム缶
約3,600本だそうです。
この油田で産出された石油は、色が琥珀色で、極めて良質の石油として有名で
そのまま自動車や飛行機に使えるほどだったとか、、。
私は読んだことがありませんが、週刊少年ジャンプに連載されていた
「Dr.STONE(ドクターストーン)」という漫画を読んだ若者たちが
この地を訪れることもあるそうですよ。
私も一度訪問してみたいと思います。