使い捨てカイロをつくったのはロッテ?
使い捨てカイロは誰が最初につくったのか?
ホカロンのネーミング由来は?
知人から「使い捨てカイロを最初につくったのはロッテなんだよ」という話を
聞きました。
「ホカロン」というネーミングもロッテが考えたのだとか、、。
「なるほど、そういえばホカロンとマカロンってなんか似てるもんなぁ」と
意味不明なことをいう私。
念のため確認してみると、確かにホカロンという名前はロッテが命名してました。
但し、当たり前ですが、マカロンは全く関係なく(笑)ホカホカの「ホカ」と、
当時ヒットしていた薬の「パンシロン」などで使われていた流行り言葉の「ロン」とを
合わせて、「ホカロン」とつけたのだそうです。
1978年(昭和53年)の発売以来、使い捨てカイロ=ホカロンみたいな
感じですものね。
今回の主題である誰が最初に使い捨てカイロをつくったのかについては、、
ホカロンを商品化する3年前の1975年に、アメリカ陸軍が使用していた
フットウォーマーを参考に、旭化成工業(現・旭化成)が開発・商品化し、
鍼灸院などで販売したのが始まりとされています。
それを原型にして1978年、ロッテ電子工業(現・ロッテ健康産業)が日本純水素
(現・日本パイオニクス)と共同開発したものがホカロンだそうです。
なぜお菓子メーカーのロッテが使い捨てカイロをつくったのかということですが、
元々ロッテは、お菓子を守るため、お菓子の酸化を防いで長持ちさせてくれる脱酸素剤を
開発していました。
しかしある時、もっと酸素を吸い付けるものを作ろうと、鉄粉と活性炭を
混ぜてみますと、何やら温かいものが出来たそうです。
なんと、活性炭と鉄粉が化学反応を起こして発熱を起こし熱を出していたのです。
熱を出しては、お菓子を長持ちさせられないし酸化防止にもならずに大失敗。
ところが、一人の開発スタッフが「これ、温かくていいね!」
と言ったことが世界初の使い捨てカイロ、ホカロンが生まれるきっかけに
なったのだとか、、。
やはり、逆転の発想と柔軟さは大切なんですねー。