世界一長い曲は?
演奏時間が、639年の曲は?
演奏時間が、1000年?
友人から「何百年も演奏している曲があるらしい」という話を聞いて調べて
みました。
「世界一長い曲」と検索してみますと、、、ありました!
作曲者はアメリカの現代音楽家の一人ジョン・ケージという人の曲で、
演奏時間は、639年!だとか、、。
この曲は1987年に書かれ、2001年9月5日(ケージの89歳の誕生日)からドイツの
ハルバーシュタットにあるブキャルディ廃教会にて、639年の時間をかける
オルガン版の演奏が始まりました。
639年間も一人で演奏できるわけがありませんので、交代でやるのかと
思っていましたら、曲の演奏が始まった2001年9月5日ということですが、曲の冒頭は
長い休符のため沈黙で始まっており、最初の和音が実際に奏でられたのは
17か月後の2003年2月5日だったそうです。(これでも演奏?)
その翌年の2004年に1音加えた次のコードが鳴らされることになりました。
2006年にようやく3つ目のコードが演奏されたそうです。
それも曲名を聞いたら納得です。
Organ²/ASLSP(As Slow as Possible = 可能な限り遅く)だそうです。
これは、オルガンまたはピアノのための楽曲でピアノ版の代表的な演奏時間は、
20分から70分だそうですが、オルガン版が639年も演奏するということです。
これで驚いていたら、まだ上がありました。
ジェム・ファイナーという人が作曲した「ロングプレイヤー」(Longplayer)は、
1000年かけて演奏されるように作られた曲だそうですよ。
この曲は2000年1月1日に演奏が始まり、予定では反復無しで2999年12月31日まで続き、
始めに戻ることになっています。
「ロングプレイヤー」は20分20秒の曲の1つをベースにしており、それをコンピュータが
簡単なアルゴリズムに基いて処理をするため、膨大なバリエーションを生み出し、
切れ目無く演奏すると1000年かかるとか、、。
この演奏は現在もロンドンのThe O2という場所で行われているそうですが、
途中で絶対機械が壊れると思いませんか?(笑)