なぜアメリカ大統領選挙は火曜日に行うのか?
なぜ米大統領選挙は、火曜日に行うことになったのでしょうか?
スーパーチューズデーの由来
いよいよ来週火曜日は、アメリカ大統領選挙の日ですね?
アメリカだけでなく、世界全体にも大きな影響を及ぼす重大な選挙です。
でも、なぜアメリカ大統領選挙って火曜日に行うのでしょうか?
「スーパーチューズデー」とか言いますよね?
今年の選挙日の11月3日は、日本なら文化の日で祭日ですが、アメリカは平日です。
今回は、この疑問について調べてみました。
まず、大統領選までのプロセスを簡単に振り返ってみます。
1.大統領選1年前の日までに、大統領になりたい人が立候補する。
米国籍を有する35歳以上など、要件を満たせば誰でも立候補できる
2.1月から各州で始まる「予備選挙」や「党員集会」によって政党内の候補者が
選ばれる
3.7~8月に民主党、共和党が「党大会」を開き、予備選挙で一番多くの支持を
集めた人を正式に党の候補者に認定する
4.11月の第1月曜日の次の火曜日が投票日。
大体こんな流れになります。
では、本題のなぜ火曜日に大統領選挙を行うのか?
実は連邦法によって
「投票日は11月の第1月曜日を過ぎた次の火曜日」と決められているからだそうです。
この法律ができたのは、1845年だそうで、その当時は投票所が大都市だけに
置かれていました。
ところが、この当時のアメリカはキリスト教徒の農民が多く春から秋の農繁期や
キリスト教における安息日である日曜日には移動が出来ませんでした。
投票所にいくのにも一日がかりで、途中で宿泊しなければならない人達もいたとか。
その為、月曜日が移動日として当てられ投票日が火曜日になったという訳です。
しかし、現代では有権者は火曜日は平日や学校があります。
投票率が低い事が問題視されていますが、投票日が平日火曜日に行われるている事が
投票率の低さの理由のひとつとされています。
さて、私たちにも影響する大統領選挙、どうなりますか?