進んでいく生態認証技術
これからの本人確認は?
生体認証といえば、、
様々な場面で私たちは、本人確認を求められることがありますよね?
私も仕事柄、契約時には本人確認書類として免許証や健康保険証の提示をしてもらって
います。
考えてみれば未だに古典的な手法で本人確認をやっているなと思わざる得ません。
本人確認などの認証方法は、大きく3つの要素に分類されるそうです。
1.知識情報・・・対象者の知識を利用したもの
例 IDやパスワード、PINコード、秘密の質問など
2.所持情報・・・対象者の持ち物を利用したもの
例 携帯電話、ICカード、電子証明書など
3.生体情報・・・対象者の身体の特徴を利用したもの
例 指紋、声紋、網膜など
より強固なセキュリティ対策を講じるため、この3つの認証要素の中から2つ以上を
組み合わせ認証する「多要素認証」や「二要素認証」が注目されています。
特に一番有効な本人確認方法として研究が進んでいるのが「生体情報」だそうです。
考えてみれば、不動産の所有権移転時にも、登記識別情報(権利証)、実印と
印鑑証明書を組み合わせて本人確認をしています。
そしてこの生体認証分野では日本のNEC、日立製作所や富士通などが世界をリード
しているようです。
生体認証といえば、指紋、虹彩、顔などが思い浮かびますが、他にも、静脈、掌紋、
歯型、耳の形、声紋、眼球血管、DNAさらには座った時のお尻の圧力なんてものまで
あるそうです。
現在実用化されているのは、指紋、静脈、虹彩、顔、署名(サイン)、音声だそうです。
昔はパスワードや指紋認証というのは、ロックを解除する「鍵」のような役割でしたが、
今後は、その人が本人であるかないかの認証に変わっていくということです。
すでにいくつかのホテルや企業では、鍵ではなく顔認証や掌紋(手をかざすだけ)で
部屋に入れたりしてます。
そう遠くない将来には、家や車の鍵、財布など何も持たないで生活が出来て
本当の意味で、「顔が利く」(笑)ようになるんでしょうね?