「謙遜」と「謙虚」は、大違い?
野村語録から謙虚にまつわる言葉をご紹介します。
勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし
「謙遜」と「謙虚」って、似たような意味に聞こえますが、実は大違いですよね?
「謙虚」は控え目な本心からの態度で、「謙遜」は控えめな態度を意図的にとって低く
自分を見せることという違いがあります。
要は、本心からか演技?かの違いです。(笑)
今回のブログで私がご紹介したかったのは、故野村克也監督が生前に残してくれた
「謙虚」に関しての名言の数々です。
以下、野村語録からの引用です。
”「負けは謙虚さと慎重さの母」
失敗や負けは、過信やうぬぼれを戒め、謙虚さ、素直さを教えてくれる。
さらに、慎重さ、繊細さを身につけることを要求する。”
”「素直さと謙虚さは成長に欠かせない姿勢である」”
「人間、沈まないとジャンプはできない。それが謙虚さであり素直さである」”
”「満は損を招き、謙は益を受く」
政治史や政教について書かれた中国最古の歴史書である『書経』に、この言葉がある。
トップには、自分の考えが正しいとばかりに思っているタイプがとても多い。
野球でも監督としての信念は必要だが、まわりの意見を聞く姿勢がなければ、
勘違いして謙虚さをなくしてしまうのがオチだ。リーダーこそ、自らが弱者であると
いう認識を持つべき。"
”謙虚さは「自分はまだまだ」「もっと学ばなければ」という向上心の表れだと思う。
だから良い選手ほど、謙虚なんだよ。”
”自分は特別だという自信と、自分なんて普通の人間だという謙虚さ、
その両方を持つ人間がプロとして頭角を現す。どちらかに傾くと消える。”
"謙虚な人間は強い。「自分はまだひよっこだ」、そんな思いがあれば
「結果が出ないのは努力が足りないからだ」と素直にたち戻れるから。”
「謙虚」だけに絞っても、まだまだありますが、今日はこのあたりで、、。
こうして読み返してみると野村さんの言葉は、やっぱり深いですねー。
謙虚のキーワードではないですが、自分への戒めとしてる言葉が、
「義務感、責任感でやるのはニセモノ。使命感を持ってやるのがホンモノ」です。
「若いときに流さなかった汗は、年をとったときの涙となる。」
この言葉も、現在痛感しております。(笑)
「金を残すのは三流、名を残すのは二流、一流は人を残す。」
まさに野村監督は、1流にこだわった1流の人でしたね。