誕生石 63年ぶりに追加
誕生石の由来
新たに追加され改訂された誕生石一覧
あなたの誕生石は?
「63年前に制定された日本の誕生石に、初めて新しい石が加わる。」という
ニュースを読みました。
宝石には何の興味もない私でも「誕生石」という言葉くらいは知っています。
しかし、自分の誕生月の宝石の一つを知ってるくらいで、誕生石については無知でした。
そこで、誕生石のベーシックなところを調べてみました。
そもそも誕生石の起源は、いくつかの説があるようですが、最も多く書かれていたのは
旧約聖書の「エジプト記」に出てくるイスラエルの祭司長の胸当てにはめ込まれた
12種類の宝石、そして「ヨハネの黙示録」中に理想郷として描かれた聖都の12の
城門の土台を飾る宝石に由来するというものでした。
そして、ヨーロッパでは約1300年前から、「12種類の石を保有し、月替わりで
相応しい石を身に着ける」という文化になり、それが交易が盛んになるにつれて
世界中に広がり始めました。
しかしこの時の誕生石は、国や地域によって誕生石の種類はバラバラでした。
それが1912年8月アメリカ合衆国ミズーリ州にある都市カンサスシティで開催された
「米国宝石組合大会」において決められたものを基にして、1952年にアメリカ
宝石小売商組合など複数の団体によって改訂されたものが今の基準となっている
そうです。
日本ではアメリカの宝石商組合が定めたものを基準に、1958年に全国宝石商協同組合
(現:全国宝石卸商協同組合)が独自に珊瑚とヒスイを追加して制定したものが
最初とされています。
その後、他の団体も誕生石を導入していったものの、業界全体での統一がされておらず
消費者の混乱などを招いていたため、⽇本ジュエリー協会および⼭梨県⽔晶宝飾協同組合
の賛同を得て、全国宝石卸商協同組合が2021年12月20日に63年ぶりの改訂を行ない、
新たに10石が追加され、全部で29石となったということです。
ちなみに、昨年の改訂によって追加されたものを加えた日本の誕生石は、
1月 ガーネット
2月 アメシスト クリソベリル・キャッツアイ
3月 アクアマリン サンゴ ブラッドストーン アイオライト
4月 ダイヤモンド モルガナイト
5月 エメラルド ヒスイ
6月 真珠 ムーンストーン アレキサンドライト
7月 ルビー スフェーン
8月 ペリドット サードオニックス スピネル
9月 サファイア クンツァイト
10月 オパール トルマリン
11月 トパーズ シトリン
12月 トルコ石 ラピス・ラズリ ジルコン タンザナイト
というように私にとっては、聞いたこともないような石が数多く並んでいます。(笑)